葉巻サイズと容姿との関係を視覚的に考える。

“Stogies"on the Rocks"「ロック上の安葉巻」（リンク）
と粋なタイトルのサイト。（Stogiesは安葉巻を意味する俗語）
葉巻の標準的サイズと形状と喫煙時間を示す洒落た図表を発見。
興味深い記事も溢れているので紹介する。　Enjoy !

葉巻の銘柄は多く、それぞれが異る寸法と形状を持ち、

その味わいもそれぞれ違っているから、

お気に入りの葉巻を見付けるのは至難の業である。

しかも、料理に合わせ、場所に合わせ、体調に合わせて、

などと日本人特有のオタクは講釈が多く輪をかける。

葉巻なんて、好きなものを楽しめば良いのだが、

有名ブランドに拘ったりするのは民族性ゆえなのだろう。

ただ、サイズに関しては私の偏見と独断がある。

一般的に、葉巻のサイズは長く太くなるほど旨い。

しかし、視覚的には如何なものだろう。

葉巻好で知られるバスケットボールのマイケル・ジョーダンや、
俳優オーソン・ウエルズの様な巨漢なら大きな葉巻が必要だ。

ティファニーで朝食を、のヘプバーンの様に華奢であれば、

あのパイプの様に細長い葉巻でも絵になるだろう。

葉巻サイズは、身長・体重・顔型・人相・雰囲気などと

相関関係にあり、美意識が要求される。

子供っぽい平面的な丸顔で小柄な日本人が、
太く長い葉巻を燻らせている姿なんて不気味でしかない。
また、シガーバーなどで葉巻を吸う若者を見ると、
終戦後の焼跡で喫煙していた子供達を想い出す。
小さな葉巻でも喫煙時間は３０分ほど掛かるし費用も掛かる。
若者は若者らしく健康的に女の子でも追い掛けて欲しい。

例えば、ジャングルでの野営で蚊避けに吸ったと言われる
革命家ゲバラやカストロはコロナゴルダに写真では見える。
ケネディ米国大統領は小さなアップマンのパナテラだった。
嗜好に加え、美意識からの選択だったのだろうか。

例外は、チャーチル卿のチャーチル・サイズ。
あの丸顔でシルクハットに太い葉巻がトレードマーク。
あれほど偉大な歴史上の人物になると、
似合うとか似合は無いなどと言う次元を超えて、
その圧倒的な威厳が、新たな尺度を生み出す見本である。
チャーチルサイズと呼ばれる葉巻が生まれた程だ。

日本の葉巻ショップでも販売されている
リングゲージ（RG）５０や６０の太く大きな葉巻なんて、
どんな男が吸うのだろうか、まだ見た事は無い。

戦後、洋モクと呼ばれた米国の紙巻タバコの影響で

キングサイズと呼ばれる長い紙巻タバコが新発売された頃、

日本人の顔には長すぎて似合は無いと言われたものだ。

その影響で、私は顔と葉巻の相関関係を無視出来ない。

だから、直径（RG) 42~43 ( 17mm ) のロンズデールまでだと

決ているが、内心秘かに"Cohiba Behike BHK56"（リンク）

RG: 56 (22.23mm )  Length: 166mm に憧れている。

勿論、自室で人知れず燻らせたいのだが・・