アイルランドのタバコ店ジェームス・フォックスから
待ち望んでいたブラック・スピゴット6が届いた。
しかし、私はガッカリしてしまった。
カタログ上ではクラシック・レンジのシェイプ6だが、
上の写真の様に現行モデルは大きく変化していた。
別シェイプの様に太く短くなってしまったシャンク、
それに合わせて太くなっているステム。
もう、クラシック・レンジのシェイプ6が持っていた
スレンダーで繊細なエレガンスは感じられない。
しかし、その違いを比較し得るのは、
先日手に入れた1970年代のシェイプ6を知るからだ。
レッド・スピゴット6(リンク)とはシェイプも変わり、
機械によって量産された雰囲気が漂う。
シャンクに彫られたブランドロゴや製造国の表示は
簡素になり彫刻も浅くなっている。
現行モデルのシャンクとステムが太くなった原因は、
機械によって量産された雰囲気が漂う。
シャンクに彫られたブランドロゴや製造国の表示は
簡素になり彫刻も浅くなっている。
現行モデルのシャンクとステムが太くなった原因は、
世界で主流となりつつあるフィルター仕様との互換性を
考慮してデザインされるからだろう。
美学を破壊してまでも重視される健康志向を私は恨む。
ただ、この期待外れだったブラック・スピゴット6、
1977年製のレッド・スピゴット6が持つ希少な価値を
私に再認識させてくれた。
喫煙文化、それは1970年代で幕を閉じたのだ。
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