最近。私はパイプタバコを始めたいと思っている。
学生時代、BBBのパイプと道具を買って挑戦したことがある。
パイプの燃焼室にブランデーと角砂糖を混ぜて入れて燃やし、
燃焼室をカーボンで円錐形にすると良いと先輩に教えられ、
何度も焦がしたカーボンを削ったが、上手く作れなかった。
毎日、角砂糖とブランデーとニコチン・ジュースとの戦い。
私は口の中が変になりパイプを諦めた。
しかし、パイプは芳香を楽しむだけのモノではなく、
パイプ自体の造形や質感、そして豊かな時間を与えてくれる。
パイプの種類は多いから、毎日、私に合うパイプを探している。
このブログを見て下さっている
ポルトガルの方から頂いたメールで知った楽しみだ。
ポルトガルの方から届く嬉しいメールを紹介しよう。
最初のメールで、彼は音楽・クルマ・葉巻・服飾など、
彼の趣味が私に合うと書いて下さった。
そして、素晴らしい古いイギリスの本を紹介してくれた。
"Bath Robes and Bachelors" (アーサー・グレイ著)
ワイン、ディナー、パイプ、シェーバー、スリッパ、
ディナージャケットなどに付いて書かれた古典的な本である。
そして、今回のメールでは、
彼のパイプをレストアしている80歳の古い友人から、
プレゼントされた犬の彫刻のパイプ・ホルダーの写真が貼付され
次の様に書かれていた。
「この心の篭った贈りモノを貴方とシェアーしたい・・・」と。
彼の友人が彫刻した素晴らしいパイプ・ホルダーである。
そして、そのホルダーに置かれた彼のパイプを知って私は驚いた。
パリの有名なパイプ・ショップ"SOMMER"の希少なパイプ。
私は、”Sommer”のパイプに付いて何も知らなかったが、
パイプ収集家にとって、古いSommerは垂涎の収集アイテム。
しかも、金の帯びを持つ最高級品のパイプであった。
メールは、次の様なフレーズで結ばれていた。
彼の5才の息子さんの「お父さん、犬を見て、とても可愛い!」。
そして「私は、貴方の愛犬、ぺぺを思い出した・・・」と。
なんと知的で洒落た文章なんだろう・・・
なんと知的で洒落た文章なんだろう・・・
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