1970年大阪万国博覧会のカーバッジが、私をタイムスリップさせる。
敗戦でプライドを失っていた日本の男達に、
「誇りと励まし」を与えて呉れた偉大なる日本の名車。
プリンス・スカイライン2000GT-B。
今さら、この名車について語る必要など無いだろう。
ステージ3に強化した私のベレットGTでは、
とても太刀打ち出来ない手強いライバルだった。
まだ、クルマが一般の人々に普及していなかった当時、
若者達が市街地で楽しんだ信号グランプリ。
後方から”B"に抜き去られ、私は悔しさを味わった。
自宅近所に乗捨てられた「赤バッジの”B”」
この駐車場で半世紀近くも放置され朽ち果てている。
過去の栄光に満ちた日々を偲ぶため、
あの日、帰宅し駐車したままの姿で土に帰る事を願う
オーナーの想いからであろう・・・
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