Aさんとフレーザー・クラブマン(トヨタ3Sエンジン搭載)
そしてぺぺとXK120。ミルクランド駐車場で。
Aさんが丹誠を込めて育てた「お米」を
お土産に持って来て下さった。
香りの良い柚子が添えられていた。
気温は3~7℃と寒かったが、
西湖から冨士ヶ嶺を経由してミルクランドに至る道。
とても私が好きな森の中の道を
Aさんとオープン・モータリングを楽しんだ。
冬の侘しさに打ち拉がれている私を、
さり気なく元気付けようと
Aさんが誘って下さったのだろう・・・。
ヒーターの熱は風で飛ばされてしまう寒いコクピット。
でも、ブランケットを腰に巻き付ければ平気。
冷たい冬風を顔一杯に受けて走るのは実に心地いい。
ガードレールも中央分離線も無い森の中。
辺りの樹々にこだますエクゾーストノートが
若かった頃に私を連れ戻す。
ミズスマシの様にスイスイとコーナーを抜けて行く
フレーザーの後姿が夢の様に見えた。
冬の日差しの中で食べたミルクランドのランチは、
農家の人々の暖かさが隠っていた。
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