2013/10/05

エイト バイ テンの大判カメラが懐かしい・・・

前後ホイールが曲面に歪んでいるがロングショットにすれば解決する。

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現役の頃、カタログや広告用のクルマの撮影が多かった。
今でも、クルマに当る光りが良いと撮影したくなる。
安物の古いCanon IXY60で写す。

x5カメラ用の大型三脚に小さなレジタルカメラを乗せる。
ライトもレフ板も使わず自然光のままだが、
マニュアル設定で感度50に下げ露出を1段落としアンダーに。
シャッター速度が遅くなるので三脚は必要だ。
西日が黒い影を作るガレージの緑の壁が黒い背景になる。
アオリが無いから歪みが出るのは仕方ないが、
自然光が曲面の立体感を強調してくれる。
*使用時、PCで少し明度を戻す必要あり。ハイキーな写真の場合を除く。


あの頃、クルマが入るスタジオは都内に数カ所しか無かった。
今はコンピュータで簡単に処理出来るが、
当時は車高を低く見せるため重い砂袋を積みクルマを沈ませた。
黒バックにする時は白いスタジオの壁を黒く塗るため、
1平米当りの料金が決められていた。
銀レフ板やライト類、光りを分散させるトレッシングペーパー、
反射を消すスプレーなど、撮影は深夜が多かった。

当時の私は昼も夜も無かった。仕事が遊びだった。
私の会社は、いま問題になっているブラック企業だった。

赤セータは有名な写真家M氏、真中はスポンサーN社長、CDだった私。
バイ テン (8 x10in.)と呼ばれた大判カメラを使用している。
被写体のクルマは遠く離れている。




2 comments:

s-geru said...

keijiさんこれはアルピナですか?それなら僕の好きな最後のBMWです。

pepekeiji said...

正解です。懐かしい5シリーズ・アルピナ。
BMWの輸入元がバルコムからBMWジャパンに代わった頃。
まだ外国車がステータスだった最後のモデルです。

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