バッハのパルティータ第2番 D minor(ニ短調) BWV1004
の終曲シャコンヌ。ヨハンナ・マルツィの演奏で聴こう。
1950年代に活躍したヨハンナ・マルツィ( Johanna Martzy )は、
ハンガリーの気品ある美しいヴァイオリニスト。
夏の日差しを遮る木陰のテラスは心地いい。
私はマッチを擦ってパイプに火を点ける。
Peterson Special 2013 Reserve
湿度の高いタバコ葉だから喫煙には少し慣れを要する。
でも、とても私は気に入っている。
空気に触れて少しでも乾燥させるため、
紙の上に取出して両手で混ぜ解してからパイプに詰める。
こんな煩わしさもパイプ喫煙の楽しさである。
フルーティな芳香が辺りに漂って、
ヨハンナ・マルツィの演奏するバッハが流れる。
私はヴァイオリンを習っていた子供の頃が甦る。
悲惨だった終戦直後、お腹を空かしていたが音楽があった。
悲惨だった終戦直後、お腹を空かしていたが音楽があった。
蓄音機のピックアップ・アームが微かに上下して、
レコード盤の中央に描かれたCOLUMBIAの文字が回る。
私は蓄音機を聴くのが好きだった。
No comments:
Post a Comment