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ドイツの作曲家ヨハン・パッヘルベルの
有名なカノンの二長調(Canon in D Major)が、
Cellolitisの感性により現代的音楽に変貌する。
ルーピング ペダルによるマルチプル トラックと
セロとのアンサンブルが素晴らしい。
赤いロゴ下の文字には ”nikolaus und umbra”
「ニコラウスと影」と詩的なフレーズが書かれているが、
この演奏家の名はニコラウスHerdieckerhoff。
ベルリンの路上音楽家の様で
”Street Team BERLIN”と書かれたマークがあり、
路上でCDを手渡す挿絵が描かれている。
音楽家としての名声に野心を燃やしている姿だろうか?
その夢に破れた後の姿なのだろうか?
それとも、音楽家として彼が持つ哲学だろうか?
ニヒルな姿にペーソスが漂って、魅せられる。
権威主義と商業主義に毒された音楽界は、
メディアでの脚光と、演奏会での興行的成果を求める。
そんな現状に抵抗する純粋な音楽家の姿に、
僕は感じてしまうのだ。
Cellolitis (the official cellolitis website) ( Link )
彼のアルバムは、上にリンクした公式ウエッブサイト
Albumsのページから試聴出来、一曲だけでも
iTunesで購入/ダウンロード出来る。
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