2012/02/12

VW ビートル・カブリオレ・クラブのカーバッジ。

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まだ、赤坂の会社前に路上駐車出来た頃の僕の青いビートル・カブリオレ。


写真のモデルは赤と緑だが、僕は緑色と青色カブリオレの2台を乗継いだ。
かって、DDBのVW広告(リンク)に魅せられた僕はビートル信者だった。
NYマディソン街のDDBの広告は、僕の先生だった。
当時の企画会議では「DDB調で行こう」が仲間の合い言葉となっていた。



昨日、電気で走るVW E-バグスターを見て
ガレージで眠っている古いカーバッジのことを想い出した。
当時、VWビートルカブリオレに乗っていた3人の仲間と
よく通ったホテル・オークラのコーヒショップで、
カークラブを作る話が盛上りカーバッジを造った。
黒ボディに赤い内装のロマンティックなカブリオレに
乗っていたMさんがデザインした
3mm厚の真鍮に3色の素晴らしい七宝製である。
Kinderwagenは乳母車、Karmannsはボディメーカー、
Vereinはクラブだが、リボンのラテン語は意味不明。
乳母車の一車輪をVWにするなど力作?だ。

でも、カーバッジが出来上がっただけで、
クラブ活動など面倒な事は何もせずに終わってしまった。
3人ともデートが忙しくて時間が無かった。
ただ、自分達のクルマを飾る意味ありげなカーバッジが
欲しかっただけだった・・・アハハ。


1970年代、僕が勤務していた赤坂のCビル前は、
外車ショーの様だと言われていた。
まだ輸入車が外車と呼ばれて珍しい存在だった頃である。
社長用の運転手付きのボルボ260。
Mさんの黒と僕の青のVWビートル・カブリオレ2台。
YさんのフィアットX1/9やMさんのフィアット1000。
Xさんの大きなアウディ100。
時々、SさんのシトロエンDSやプジョー403カブリオレ、
ベスパ250などが常連だった。

その後、駐車禁止になってミニパトの婦人警官が
チョークで印を付け始めた初期の頃である。
1日400円で停められた神宮外苑の公共駐車場に
全員移動したのは言うまでも無い。















あの頃は、撮影が仕事だったからかカメラを持つのも写されるのも嫌いだった。全てカメラマン任せだったから自分の車の写真など残されていない無い。撮影でよく使ったシーボニアで、VWに乗っていた頃の若い僕。アハハ

*この青いカブリオレと同じ頃の年式で、
このブログで知合ったS-geruさんは学生時代に新車で購入された1974年製ビートル(リンク)を37年間38万キロも乗り続け愛用されている。



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4 comments:

s-geru said...

感動です!憧れのkeijiさんが若い頃ビートル信者だったとは、嬉しいです。DDBの本は今も持っております。僕もVANの新入社員の頃、最初デパート勤務でありましたが、デートをする為に毎日車で行き、デパートの駐車場に無料で駐車する為1日5回位出し入れをして有名でした。本当に忙しく大変でした。keijiさん頭からつま先まで完璧なアイビーですねー!VANのポスターみたいです。カッコいい!カメラマンコートですか?ラダー?にサックスのコットンパンツ、アイビーカット素晴らしいです。淡路島の御出身なので前からお聞きしたかったのですが、ヨットもされていたのですか?
僕は海が好きで今は辞めましたが15年程新西宮に小さな21フイートのヨットを置いておりました。話は変わりますが新しいビートルガソリンエンジンが出れば絶対欲しいです。真剣に考えましたが電気自動車は、子供の頃に良く行った阪神パークの電気自動車の様でどうも踏み切れません、車は爆音で走るのが好みです。

pepekeiji said...

S-geruさん、

紺にアルミボタン。裏地白ボア付きのKENTのカメラマンコート。
ブルーのコットンパンツに、クルーネックのバルキーセーター。
アメ横で買っていたアメリカ製トップサイダーのデッキシューズ。
当時のトップサイダーは布地が薄く足巾が狭く型ちが良かった。
完璧にKENTの回し者の様ですね〜アハハ。

西宮に21フィートのヨット! 凄いですね〜
ヨットは欲しくて、根岸の横浜市民ヨットハーバーで練習し、
繫留権の交渉までしましたが、船酔いするので止めました。
最近、雪が降って寒い富士山より、
淡路のサントピアマリーナ(リゾートマンション付き)
を購入し、暖かい瀬戸内で暮らしたくなっています。

S-geruさんのVWを知って、僕のクルマ概念が変わりました。
あの白いE-バグスターで淡路のサントピアマリーナ。理想!
だんだんと古いジャガーへの愛情が冷めていきます・・・

s-geru said...

本当にkeijiさんの感性、ライフスタイル、拘りの頑固さ、内面も粋で最高だと思います!若い頃からの生きる全ての基本が完璧なので歳を重ねてもカッコいいのですねー、お会いした時思いました。僕の先生がサントピアに第3の住居として来られる事を願います。実現すればめちゃくちゃ嬉しいです。*ジャガーはkeijiさん身体の一部なので愛情は絶対に冷める事は無いです。絶対に!!僕もこのビートルだけは死ぬまで何があろうと離しません。

pepekeiji said...

S-geruさん、

あまり買被らないで下さい、今後の行動が制約されますから。
もうジャガーとも25年、今さら離れられず腐れ縁。
貴方のお陰で、ポルシェGT3へのステップアップや
アストンマーティンなんて、浮ついた虚飾の夢は醒めました。
代わりに、田舎の実家や借家を何とか整理してサントピアを、
なんて考え始めています。

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