2011/09/25

ハシドの男


FASHION WEEK MEN F/W 2011
( JEWISH HAT - HASIDIC MEN )

写真は、ファッション・ウイーク 2011 秋冬
「ユダヤ人の帽子-ハシドの男性」をモチーフにした
デザインだが、僕の好みの格好だ。
モノクロームに押さえたコーディネーション、
生地が良さそうなズボンの揺れ方が実に優雅だ。

モデルの男性とは天と地ほどの違いはあるが、
今年の秋はコレを真似た格好で山歩きを楽しみたい。
でも、この格好で東京の自宅に帰るツモリは無い。
冨士山麓で愛犬との散歩着にしたいだけだ。

帽子はクラウンとブリムの角度とリボン巾から、
新しく出たブリム巾3 1/4インチの MATTONI?
それとも直角に開くブリムに革リボンにも見えるから、
Australian Bush Hat の変形だろうか?
いずれもブリム前後を下げて、クリースとピンチを
強く凹ませれば写真に近くなる。

カシミアの細長い黒スカーフは持っているが、
こんなベストは無いから薄手の黒セーターにして、
むかし誂えた黒いスーツを合わせよう。
こんなに粋に短い着丈では無いが・・・

帽子を目深に被って顔を隠せば、
少しは近付けるかも知れない。 アハハ


参考:スタイルのモチーフになっている「ハシド」とは、
ユダヤ教の教えを厳格に守っているハシド派の男性のこと。
今も黒い帽子をかぶり黒いコートを着て長い髭を生やしている。
ダイヤモンド業界のメッカ、ニューヨーク47番街では
このハシディーム派の人が多い。

...

2 comments:

garakuta/oyaji said...

お好みですか???
そろそろ、秋冬物を引っ張り出す季節になりました。
NYのダイヤモンド商、ユダヤの掟に従い、質実であれ、謙虚であれ、・・・服は黒、シャツは白。

手にする商いの商品は、輝くダイヤモンド。
艶やかな女性を飾る、燦然と輝く、欲望の権化の塊。

対極の人間模様・・・世の中とは皮肉なものである。

pepekeiji said...

がらくた親父さん、

もう、山の気温は10℃、ストーブを燃やしています。

世界の文化・芸術を理解するにはユダヤ教を知らねばと、
いろいろ学んでいて気付いた事:

ユダヤ教の正統派ハシディームの師バール・シェムの教えは
“万物に神が宿る”考え方で因果応報・輪廻転生にまで及んでいて
極めて仏教的な思想に近いこと。

人気歌手「マドンナ」著書5冊の中の「ヤコブと七人の悪党」が
パール・シェム(ハシディズム)に基づいていること。

単純に、世界の平和を乱すアメリカ軍需産業を批判するだけでは、
世界は理解出来ないのですね・・・

...

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