葉巻と紙巻タバコは別物である

友人がシガリロを燻らせ葉巻だと言う
茶色いタバコは全て葉巻だと思っているらしい
彼の教養度を疑ってしまった

タバコ嫌いの人は紙巻タバコより
葉巻は強烈だろうと色と型から誤解するが
太くて長いほど葉巻はソフトで
紙巻タバコとは別物だと知って欲しい
葉巻はワインに近い嗜好品であり
温度20度／湿度70％で保存すれば熟成が進み
10年以上経っても味わえる

葉巻は湿度管理が必要なプレミアムシガーと
その必要がないドライシガーに分かれるが
ドライシガーは葉巻葉を混ぜ込み大量生産する
紙巻タバコ的なモノで葉巻とは呼び難い
本当の葉巻プレミアムシガーは２つに分類され
マシンメイドシガー（機械巻き）
ハンドメイドシガー（職人が手巻き）
機械巻きは短いフィラー(填充葉)を使用するが
この短いフィラーは燃えやすい性質を持つため
喫煙時に熱くなり風味を損ねる欠点がある
一方の手巻きは長いフィラーが使用され
ラッパー(表巻葉)の品質も機械巻きに比べ
長期間熟成させた最高級葉の一部分が使われる
そのため高価にはなるが
ハンドメイドされたプレミアムシガーこそが
葉巻と呼ぶに相応しいのである

香りの為に費やす長い年月と入念な手間
まさに葉巻は「芸術品」である

葉巻は自宅でしか燻らさないので
タバコ嫌いの方　ご安心ください


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