2010/04/12

La Boheme



冷たい雨に濡れた森は
夜霧に覆われ
不透明の黒い闇に融ける

それは

夢よりも想い出の方が
重くなってしまった
僕自身のようだ
振り払っても振り払っても
覆われてしまう

まだ 夢を見ていたくて
放浪を続けていると言うのに

まだ 燻らせる葉巻が
赤く燃えていると言うのに
・・・


...

2 comments:

taka said...

夢と思い出・・・。

変えられるのは、夢でしょうか?

思い出は、忘却の他叶わない。

難解で難しい・・・。

昔から

男の夢、女の子供は

最大不変のテーマでした、ネ。

pepekeiji said...

takaさん、
素敵なコメント有り難うございました。
僕の拙い詩を推測しご共感頂けて嬉しく感じました。

takaさんのお言葉「変えられるのは、夢でしょうか?」
「思い出は、忘却の他叶わない。」・・・
考えさせられてしまいます。

また、takaさんが「思い出」と書かれていますが、
「思い出」「想い出」、難しいですね。
僕が「想い出」と書いてしまうのは、
「思い出」を美化して思い出そうとするからかも知れません。
有り難うございました。

Post a Comment