2015/06/16

ホールマークは1904年、バーミンガム"C.E.A"製のパイプ・タンパー3in1。


1901 W.A & 1904 C.E.A
英国サフォーク州の骨董店で見付けた
1904年、バーミンガムのシルバースミス:
チャールズ・エドワード・アダムス作。
Maker's Mark:”C.E.A” (link)
既に持っている1901年の"W.A"製と同じデザインだが、
サイズは一回り大きく 61mm x 8g 。
ドレッシーなDunhill Dress1303にマッチする。


エドワーディアン・エラ(1901〜1914)。
葉巻のブランド名になるほど
愛煙家でダンディだったと伝えられている
エドワード7世の国王時代10年間と、
4年後のWW1世界大戦までの14年間。
Cigar: King Edward "imperial"
この時代に造られた銀製の喫煙具、
懐中時計のアルバート・チェーンを飾る
FOBは実に魅力的である。
まだ、ブライヤ・パイプでは無く、
メシャム(海泡石)やクレイ(粘土)の
パイプが使われた時代である。
WW1世界大戦は機械文明を加速させ、
社会は飛躍的に変化した。
そして、喫煙文化も普及発展して行くが、
エドワーディアンの喫煙具は
その美学の原点となった。
1901 William Adams "W.A"
1904 Chales Edward Adams "C.E.A"

古い銀製品が多いイギリスのサイトで
隈無く売物を探しているが、
英国でも”Unusual"と表記されるほど、
希少で滅多に売物は無い。
これまで私が見たのは僅か8個。
2個は入手したが、6個はSoldだった。

多分、19世紀〜20世紀初頭は、
まだパイプ喫煙者は労働者階級の楽しみで
貴族達は嗅ぎタバコを愛好したから、
パイプツールをモチーフにしたFOBなど
身に付ける男は居なかったのだろう。

参考:数百の骨董店が登録されているサイト
  Sellingantiques co.uk. (link) 
参考:興味深いアンティーク店
  Daniel Bexfield Antiques (link)

◇ネット上を隈無く探して見付け出した
 エドワーディアンのPIpeTools 3/1
1900:  J.A  (James Adelman?) (sold)
1901:  W.A  (William Adams) (get)
1902:  Marion & Co. (sold)
1904:  C.E.A  (Charles Edward Adams) (get)
1904:  W.M  (William Manton) (sold)
1910:  W.M  (William Maguires?) (sold)
191?:  W.M  (William Manton?)(sold)
1911:  不明   (sold)
*何故かバーミンガムでしか造られていない。
"C.E.A"はメーカーズネーム。
"イカリ":バーミンガム製。
"ライオン":銀含有量92.5%以上。
"e"1904年製。
*Assay Office( 試金鑑定所 )により
Date Letterは異なる。


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