2015/05/29

久しぶりに来た山の家、窓に小鳥が卵を産んでいた。


磨りガラスの向こうで何かが動いている。
何だろう?と窓を開けて驚いた。
窓と外窓ガードの15cm 程の空間に
小鳥が巣を作り卵を産んでいた。
キッチンの窓だから、水の音で驚かせては拙いと
コーヒーも沸かさず、
食事はコンビニの弁当や冷凍食品で我慢している。

驚かせては可哀想だ、すぐ窓を閉めた。
夜も電気を消していた。
一度、母鳥が戻って来て動く影を見たが、
5個の卵を残したまま
再び、母鳥は帰って来なかつた・・・

地上からは約10mほどの高さ。
窓と木の外枠の間の空間。
ここなら、外敵にも襲われず安全だと
母鳥は信じ切って巣を作り
卵を産んだのだろう。

ああ~、ここに私が来なければ、
5匹のひな鳥が元気に飛び立てたのに・・・

卵を案じ、どこか木影に隠れて
怯えながら様子を窺って居るに違いない。
今夜も電気を消して、
母鳥が帰って卵を抱くのを待とう。
あまりにも有名なパブロ・カザルスの
カタールニア民謡「鳥の歌」。
ディヴィッド・コーエンの素晴らしい演奏に
息が苦しくなる。


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