2014/03/07

スポーツカーとパイプ喫煙。

30年前の写真、私の口にパイプをモンタージュ。
助手席は私の会社の社員だったA氏。



1950年代のハリウッド映画を教科書にして育った
私に禁煙なんて絶対にあり得ない。
早くパイプが似合う年齢になりたいと願って来た。


1950年代、レース界の英雄達はパイプを愛好した。
GPドライバー:フェッリッチェ・ボネットが、
パイプを口にしてGPマシンを操縦する写真まで残っている。
当時、レース場は禁煙では無かったのだ!


1952 Ferrari Tipo 500. Roy Salvadori in Ferrari cockpit
Famous Charles Mortimer smoking the pipe.

GP driver: Felice Benetto.
Always, he was smoking a pipe in the GP race couse.

Felice Benetto 1952 German GP/ Maserati A6GCM
and yes ...he's smoking a pipe!


スポーツカーを運転しながらパイプを燻らせる。
それは、若い頃からの私の憧れだった。

しかし、ポーズとしては可能だが現実では難しい。
風が巻込むオープンのジャガーでは、
灰が目に入り飛び散る火の粉が服に穴を開ける。
ポルシェはクイックな操作を要求するから、
パイプにまで神経が回らない。

結局、運転する時は手の掛かるパイプは諦め、
葉巻を燻らせることにした。


Dunhill Shield Pipe
アルフレッド・ダンヒル氏が考案した
この風防付きパイプが爆発的ヒット商品になり
ダンヒル発展の基礎となった。

時速20キロ程度なら効果がありそうな
ダンヒルのクルマ運転用の風防付きパイプ。
あれは馬車時代の名残りだろうか?
効果は期待しないが、試してみたかった。
世界的な禁煙の時代。
ダンヒルの名は消えホワイトスポットに変わり、
カタログから姿を消した。

古いタバコ広告に使われたキャッチフレーズ。
「タバコは動くアクセサリー」
未だに、この古い感覚で私は生きている。

1904年、ダンヒル・シールド・パイプ広告

若き日のアルフレッド・ダンヒル氏



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