2013/01/20

ワインは、ラベル(エチケット)デザインで選ぶ。





Aves del Sur, is our tribute to all the bird species
that live in the southern areas of our country,
that fly through our vineyards, and that represent
the southern spirit of the world with a young,
fresh and generous style.

「ラベルの鳥の絵は、私たちのブドウ畑を飛ぶ鳥たち。
 それは、チリ南部が持つ若さと寛大な精神を象徴すると共に
 鳥たちへの私たちの賛辞である。」

と会社説明に書かれている。何と素晴らしい企業哲学!
このビカール社と言う由緒あるチリのワイン醸造所は、
1825年に設立、7世代に渡り家族経営を貫いているそうだ。

この鳥たちの絵のボトルを全部集めたいと思って
ビカール社のサイトで"Aves del Sur"(リンク)を調べたら、
赤白合わせて8種類あることが解った。
グルメの究極は、チリ料理にチリ・ワインと言われるが、
味覚よりも僕にはラベルの方が重要なのだ。




日本でも、この鳥の絵が好まれている様だが、
その宣伝文に書かれている言葉、
21世紀最高のチリ超コスパワイン!
コスパワインって何?
調べて解ったのは「コスト・パフォーマンス・ワイン」の省略語。
軽薄な省略語を広告に使うなんてイメージダウンする。
素晴らしい理念を持ったワインが、単なる安物に思えてしまう。

スマホ、コンデジ、コスパなどなど、軽佻浮薄。

省略語の氾濫を苦々しく憂う。


8種類のワイン、写真左から:
Reserva-Chardonnay (French Oak Barrel : 9 months)
Varietal-Chadonnay (French Oak Barrel : 8 months)
Varietal-Sauvignon Blanc (Aging Potential : 4 years)
Varietal-Cabernet Sauvignon (Aging Potential: 8 years)
Varietal-Carmenere (Aging Potential : 4 years)
Varietal-Merlot (aging Potential : 8 years)
Varietal-Cabernet Sauvignon (French Oak Barrel : 10 months)
Reserva-Carmenere ( French Oak Barrel : 8 months) 


4 comments:

ロイ坊 said...

私もワインやお酒はラベルで選びます
味はよくわからないので。。。笑

pepekeiji said...

ロイ坊さま。

この辺りは甲州ワインの産地なのですが、何故か高価。
輸入ワインの方が安価なので輸入ワイン専門です。

伝統を感じさせるフランスのシャトー物も好きですが、
若さを感じさせるポルトガルやチリのワインが大好きです。

Anonymous said...

鍋島

私もエチケットでワインを選びます。

10歳からのワイン歴40年の間にワインの香りや味が変遷するので結果エチケットを重視する様になりました。
旨かったあのボトル自体が変わったのか自分の好みが変わったのか、果たしてそれとも単に幻影を追い続けているのか。。。。

しかし、最近、調理を加えない鮮度の良い食材と合わせたワインは、これは幻影ではなかったと感じさせるものでした。
古代のワインとの食事の調理も単純なものではなかったのではないでしょうか。
チリワインの良さは、豊かな現地の自然の恵みの食材そのものと飲む点にありました。
チリ人は、ワインと共に食べ尽くした海産物も多いと聞きます。

2005年以降のキューバ産葉巻の様にこの感動は幻影ではなかった。
 
以前、ご紹介したチリワイン:クーシニョ・マクルをキッコーマンが再輸入を始めたのを発見しました。
Lotaと言う銘柄のエチケットには確か、「Nature and Lifeがこのワインの魂」の様な謳い文句が載っております。

http://www.kikkoman.co.jp/wine/cousinomacul/index.html



鍋島

pepekeiji said...

鍋島 様。

貴方が学ばれたチリのインターナショナルスクールNIDOのHPを
見ながら、このチリワインの話を書きました。
ラベルのモチーフ、「ブドウ畑を飛ぶ鳥達」素敵ですね〜
レイアウトやタイポグラフィーも素晴らしいので紹介しました。

ご紹介頂いたコウシーニョ・マクル ロタ 2007年、
黒と見紛うほどの濃い赤色のワインとか、旨そうですね。
早速、試してみようと思っています。
また、ご紹介下さった香港の葉巻店、時々注文しています。
Xmasにはコイーバのボールペンが送られて来ました。

NIDOのHPのビデオで見た学園生活、あの様な環境が育む
豊かな情操や個性がワイン造りにも生きているのでしょうね。
日本の教育との違いに、とても羨ましく感じました。

商業至上主義が全てに優先する日本の政治や企業、
そして社会の在り方の醜悪さ、宗教的背景の違いでしょうか?
日本が目指すべきは、チリの様な国造りなのだと感じています。

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