2012/02/21

1970年頃の古いカルティエ時計。

この時計を付けていた頃、日活映画の様なポーズには笑ってしまう。
しかも赤いクルマなんて成金趣味丸出しだ。


外国エアラインのスチュアーデスだった家内が、
フライトで買って来てくれたカルティエ。
手巻きでケースは23 X 30 mm 厚さ7mmと小さい。
当時、まだ日本では知られていないブランドだった。
家内が「アメリカのカルティエ」と言ったが、
ニューヨークのカルティエが発売していた時計で、
アメリカ・カルティエと呼ばれていた記憶がある。
赤坂見附に東急ホテルの白いビルが建ち、
2階にエルメスや輸入雑貨アオイのお店が開店し、
日本人のブランド志向が始まった頃だ。

ネジを巻き切って動かなかったこの時計、
最近、N先輩の友人のお父様にお願いして修理した。
使う事も無いが想い出を止めたく無いから・・・


今朝、S-geruさんから頂いたコメントにある、
40年前に購入されたと言うロイ・キングの時計。
ロイ・キングと言えば英国王室御用達の宝飾デザイナー。
どんな時計だろうと興味深く検索していたら、
写真のカルティエと同じデザインの時計があった。

1970年代、セイコーがクォーツの特許を公開して、
世界のメーカーが時計の製造に参入して市場は大混乱。
伝統を誇ったスイスやアメリカの機械式腕時計が、
壊滅状態になりクォーツ・ショックと呼ばれた時代。
メーカーもOEMで様々なブランドに対応して、
生き延びていたのかも知れない。


...

2 comments:

s-geru said...

Eタイプにkeijiさん!憎い程人馬一体でカッコいい!まるでEタイプのカタログですねー。日本では高級車特に(スーパーカー)ら出て来るオーナーは99%センス最悪で勘違いしているようで、笑ってしまいますが、keijiさんは何をされても完璧です。40年程前、時計はカルチェと僕たちは言っていました。カルチェのライターにこの時計憧れ、懐かしいです。買え何ないのでミスターVANの時計をカルチェ気取りで粋っていました。

pepekeiji said...

S-GERUさん、

あまりヒヤカさ無いで下さい、アハハ。
確かに、今も僕は「カルチェ」と呼んでいます。
カルチェライターが入っていた赤箱、箱だけ残っています。

確かに、100%、クルマとオーナーは反比例しますね。
自信が無いから高級車や高性能車でカバーするのでしょう。
同じコトは、お洒落にも言えます。
ハンサムな男でセンスの良いヤツなんて見た事がありません。
顔や姿が良ければ、どんな恰好でもカッコ良く見えるから。

ラルフローレンの服が、日本人受けするのは、
メキシコ系の彼が、自身の顔や体型をカバーするセンスを
ブランドに反映させているからでしょう。

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