ジェームス・ディーン、ポケット ウォッチの「粋な」飾り方。

ゴールドのチェーンは持っているが、
銀のパイプツールに合わせて
シルバーのアルバート チェーンを買った。

しかし、もう３ピースのスーツで

ドレスアップする機会など無くなった

今の私にはズボンのポケットに

吊るすだけになるだろう。
そして、
私が大学生だった頃を思い出す・・・

１９５５年のアメリカ映画「エデンの東」。

ジエームス・ディーンのセーターや
チノパンツに吊るした懐中時計に憧れた。

その姿を猿真似して、
私も安物の懐中時計とチェーンを買って
ズボンに吊るし、
世の不条理に反抗する様なニヒルな表情で、
決して笑わない様に心掛けていた。

1955 "East of Eden" James Dean

あの映画の中のシーンで

ジェームス・ディーンの懐中時計の

飾り方の粋さに気付いたのは、

多分、私だけだろうと思っていたが

アルバート チェーンを探していて
興味深い記事を見付けた。
やはり気付いた男達はいたのだ。

ジェームス・ディーンの懐中時計は

"STANDARD USA"製で、
ムーブメントはエルジンだった。
１９５１年、彼が始めて買った時計で、
J.D.のイニシアルを上蓋に彫刻し、
とても大切にしていた。
そして、この時計に付けたチェーンは
父親から貰ったゴールドの鎖で、
彼が勇気を奮い立たせる”お守り”だった。
と書かれている。

数年前、この懐中時計は、
アンティコルムのオークションで
＄４２０００で落札された・・・