2014/11/19

茶器「蒔絵のナツメ」をパイプ煙草入れにして感じる「日本の美」。


母が残した茶道具「ナツメ」を煙草葉入れにして、
2種の煙草葉"Virginia No.1""Classics"を入れている。
少し小さいが一日分の分量には最適だ。

この蒔絵のナツメを眺めていると、
お抹茶を点ててくれた母の手を懐かしく思い出す。

時々、私がパイプを購入している
ミラノのパイプ店"Al Pascia"で売られている
日本製の蒔絵で飾ったパイプ。
ヨーロッパの人々に好まれている様だ。

古今和歌集を読む様な美しいネーミング、
「妻恋草紅葉」。
なんとロマンティックな名前・・・
いずれ、私も欲しいと思っている。
勿論、このパイプは日本で購入するが。

Mirano, Italy "Al Pscia"の動画 "Tsuge Urushi Iris"


蒔絵・妻恋草紅葉(つまこいぐさもみじ)
蒔絵・絵師:小松茂夫が日本の四季を描いたシリーズ。「しげお」のサインが入っている。


1929年、ダンヒルが並木製作所(現パイロット)に依頼して
誕生した蒔絵のパイプは世界を風靡した。
1900年パリ万国博覧会で日本の美を世界に知らしめた
ジャポニズムの影響である。

現在もダンヒルの定番アイテムとして、
また、パイプメーカー柘製作所の代表的パイプとして
ヨーロッパで高い人気を博している。






No comments:

Post a Comment