2014/03/31

ゴッホの絵にインスパイアされた"Ser Jacopo"のパイプ。



"Picta" collection:  Van Gogh Picta Five


”Picta" collection:  Van Gogh Picta Fourteen


偉大な画家フィンセント・ファン・ゴッホの絵には
様々なパイプが描かれている。

それらゴッホの絵画にインスパイアされた
イタリアのSer Jacopo”(セリン・ヤコポ)創始者
Giancarlo Guidi 氏(ジャンカルロ・グイ)は、
"Homage to Vincent van Gogh"(リンク)として、
ゴッホの絵に描かれている16種類のパイプを甦らせた。
ジャンカルロ氏の繊細でネオ・クラシカルな感覚が
見事に昇華した素晴らしい作品である。
Giancarlo Guidi

この16種類のパイプは "PICTA COLLECTION"として
限定で発売されている。
さらに、このピクタ・コレクションには、
シュールレアリズムのルネ・マグリットの絵をモチーフにした
パイプも加わっている。
2012年8月12日、ジャンカルロ・グイ氏は
数々の素晴らしい作品を残して世を去った。

*"Sel Jacopo"の社名はルネッサンスの貴族の名前に因んでいる。
*"Picta"はラテン語で「描く/彩色する」と言った意味の様だ。

私は、このピクタ・コレクションのPicta 14を
喫煙のためではなく
美術品として持っていたいと思っている。
Ser Jacopo Trademark


生涯、たった一枚の絵しか売れなかったゴッホ。
その一枚は「赤いブドウ畑」。
ゴッホの友人の姉が僅か400フランで購入した。
厚意からだったのだろう。
その年の7月、ゴッホは自らの命を絶った。

素人芸でもアーティストとして通用する社会。
売名行為の巧みな者だけが芸術家として脚光を浴びる。
それをプロモートして利益追求する評論家やマスメディア。
”ART"とは何か、その真の意味を
ゴッホの生涯を賭けた創作活動が教えている。

「赤いブドウ畑」
1888年 油彩 キャンヴァス 75x93cm
モスクワ プーシキン美術館蔵

中学生だった頃、
「ゴッホの手紙」(小林秀雄著) を読み感銘を受けた。
映画「炎の人」(カーク・ダグラス主演)に深く感動した。
ゴッホは、画家を志す私の目標だった。
大学生だった頃、
京都市美術館で開催されたゴッホ展で始めて観た原画、
それは、もう私の好きな絵では無かった。

あれから約半世紀、
今また、ゴッホの絵が私の胸を締付ける。


”Ser Jacopo”と”L'Anatra”の紹介。




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