2013/02/06

パイプのブレークインとローテーション。



パイプを始めたいと思った半世紀も昔を想い出している。
1960年の頃、現在の様に情報も無くて苦労したが
先輩の言ったブレークイン時の角砂糖とブランディの方法は、
現在もハチミツを使って行う人が居ると言うから、
まんざら間違では無かった様だ。当時の私はギブアップしたが・・・
「ローマは一日にして成らず」と言った先輩の言葉を思い出す。
今は、あまりにも情報が多過ぎて混乱する。
昔は、クルマの慣し運転は必須だったが今では無意味な様に、
パイプのブレークインなど昔の話とも書かれている。
まあ、新しいパイプだから大切に扱って気長に楽しもう。

How To Break In Peterson Pipes(リンク)

葉巻の経験は長いから、クールスモーキングなどパイプとの
喫煙テクニックは共通する部分も多いが、
練習用に酷使に耐えそうなアイリッシュアーミーを一本用意した。
ピーターソンのジュース溜りのシステムも試したいから。
また、ショートスモーク用にはタンカードを使おう。
明日の午前中に配達される予定になっている。
外出時は葉巻だからパイプは室内でしか喫煙しないと思ったが、
ピーターソン・グリーンのコントラストが綺麗な
シープスキンのポーチも用意した。

1960年頃のアメリカ雑誌エスクワイアで見て憧れた 
Dunhill "7 Day Pipe Set"


パイプのローテーションに付いては、
1960年代、船便で2ヶ月遅れで届いていた雑誌"Esquire"
見た広告「7Day Pipe Set」を思い出す。
ピーターソンで、こんな感じが私の理想のローテーションだ。
それぞれ曜日を決めた好きなパイプを7本揃え、
葉巻のヒュミドールをパイプ用に改造したいと考えている。

しかし、パイプは一度使ったら1週間も休ませる必要など
本当にあるのか?。冷却に1時間、乾燥に1日で充分だと思うが。
愛着を持って大切に使い込んだパイプは熟成する。
永く上手に使ったパイプは美味くなる、と書かれている。
愛好家は収集も兼ねて何十本も所有するのが普通だと言う。
それぞれのタバコの葉専用とローテーションのためだ。
もし、そうだとすると私は無理かも知れない。
自分に似合う好きな雰囲気のパイプは決まってしまうから、
全てが同じシェイプのパイプになってしまう。
また、気に入ったモノは酷使してしまう性格だから、
愛用の1本を毎日使ってしまうかも知れない。

しかし、それは愛着するモノを大切にする気持ちからだ。
愛用のパイプを自分なりに熟成させてみたくなった。
2011 Peterson Special Reserve 缶の蓋を少し開いてみた時、
辺りに漂った気品に満ちた芳香が私を決心させた。

ローテーションについて詳しく書かれている
海外のサイトを参考にして勉強中である
葉巻の補助にと思っていたパイプが、
今では主役に取って代わりそうにのめり込んでいる。

*パイプ喫煙について多くを学んだ。

チャンバー処理をしていない一部のパイプを除き、
 大多数のパイプにブレークインなど不要である。
 処理の有無はチャンバー内部の木肌で解る。

○喫煙後、ボール内カーボンは紙一枚程度に薄く残し
 新品状態に近くなるまで取除くのが良さそうだ。
 私は懐中電灯で照らしながら
 シェフィールド・パイプ用ナイフで慎重に削り取った後
 モールを丸めて掃除、指で内壁を確認している。
 通常のリーマーは役に立たない。
 煙道は綿棒と荒さが違う2種のモールで掃除する。

○パイプのローテーションは重要である。
 喫煙量にもよるが十数本のパイプが必要となる。
 私は喫煙後のパイプは乾燥保管庫で乾燥させているが、
 数日間乾燥させた方がタバコが美味しい。
 一週間パイプを休ませると言う説は正しい様だ。

○タバコ葉の好みは嗜好により傾向が同じになるから
 それぞれのタバコ葉専用パイプなど不要である。
 そんなに鋭い嗅覚を通常の人間は待っていない。
 



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