2012/08/12

「フロントミッドシップのレーシングカーですネ!」



北京ーパリ出場を夢にまで見る僕のXK120が、
(体力的にも財政的にも半ば諦めかけている)
リフレッシュを終えて今夕帰って来る。
明日からは冨士山麓でシェイクダウン。楽しみだ。

Front : 49.6% / Rear : 50.7%  Cross : 51.9%
Total : 13528kg !!

「フロントミッドシップのレーシングカーですネ!!」
などと嬉しいセリフと共に、グランドオートの佐久間氏から、
レーシングマシーンと同じ様に扱って、
ウエイト測定のデーターと写真が送られて来た。

1940年代の設計とは思えない理想的な重量配分。
数々のアルペンラリーの覇者として活躍し、
ルマン24時間に挑戦したのも頷ける数値である。
XK120はフロント・オーバーハングも皆無に等しいから、
現代のFRスーパーGTマシン並の設計なのだ。
下品なハリウッドスターカーなどと一緒にしないで欲しい。
ガァ・ハハハ・・・

更なる高性能カムとブレーキシステムで
武装したくなった・・・。

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4 comments:

灸太郎くん said...

まさにジャガーの黄金時代のクルマですね!

ご隠居的オールドカーでなく、現役スポーツカーとして整備されているのが素晴らしいです。

pepekeiji said...

灸太郎くん。

オーナーは隠居の身ですがクルマは現役バリバリ。
梯子型フレームですがボンネット・ドア・トランクフードは、
アルミパネルをオリジナルで使うなど軽量設計。
2流メーカーを1流メーカーに昇格させるために、
レースでの勝利を目指した創業者ライオン卿の情熱を感じます。
ホンダの本田宗一郎氏を思わせますよね。

明日から、私道の山道でギンギンのシェイクダウンです。
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ろしなて said...

素晴らしいコーナーウエイトですね!
正直驚きました。
このボディの美しさと時代を考え合わせると、お言葉の通りライオン卿の強い意思が伝わってきます。

愚痴ってはいけませんが、最近は情熱や意思の見えない車の何と多いことでしょう。世の出来事も同様で言葉を失います。

pepekeiji said...

ろしなんてサン、コメント有り難うございます。

久しぶりに触れ、エンジンの鼓動を聞いて愛おしくなりました。
やっぱり、愛馬の様に心が通い合うクルマは良いですネ。

どんなに世の中が進化しても、ソレがどんなに素朴で不便でも、
暖かい心が通い合う様なモノは残って欲しいと
つくづく感じました。

昨年3月11日は、日本に大きな不幸を齎しましたが、
その不幸により見えて来たのは、人々がもつ暖かく美しい心。
あの日を契機に、世の中の価値観が変わり始めています。
僕は、大いなる希望を感じているのですが・・・。

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