2012/07/22

ホタル袋に娘への恋心をソッと託して・・・


こんな感じでボ〜と光るのだろうか?ホタルが入った様子を描いてみた。

梅雨の頃、庭の赤松の下で咲く山ホタル袋。
学名は“Campanula punctata" カンパニュラ・プンクタータ。
ごく一般的に知られる野草だが何故か僕は魅了される。
群生して多く花を付けたソレは好きでは無いが、
群れから離れソッと寂しげに咲くホタル袋は美しい。
この花にホタルを入れて提げたことが名前の由来と伝えられるが、
おそらく、万葉時代の人々が道端に咲く可憐なホタル袋に、
ホタルが入って光る美しさに神秘を感じたのだろう。

それとも、ホタルを入れて光るホタル袋に託して、
娘への恋心をソッと若者が伝えたのだろうか・・・

いずれにしても万葉の人々の繊細な感性が偲ばれる。
花はホタルを誘惑する様に優雅な香を微かに漂わせるから、
ホタルで無くても僕自身が包まれたくなる。

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2 comments:

mizuno masao said...

keiji 様
昨日までの涼しさが,嘘のような気温になりそうな今日のお天気です。
山ホタル袋の粋な美しさのお話に、ごめんなさい。
こんな記事が出ています。これから、もっともっと多くの心ある学者が、発表するでしょう、その先駆けですね。
http://jp.wsj.com/japanrealtime/blog/archives/12640/
責任をとると言った政治家の名前を記録しておこうと思います。
ありがとうございました。mizuno

pepekeiji said...

Mizunoさま、

情報をありがとうございます。
このスタンフォード大のリポート、興味深いです。
この様なリポートが、まずアメリカの大学から出て来ることに、
日本の大学や学者は恥を知るべきです。

醜悪なスカイツリーの来場者が1000万人なんて聞きますし、
メディアはサーカス的興行に成り下がったオリンピック報道で、
沸き返るのかと思うと、日本人であることに絶望してしまいます。

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