2012/07/25

"Depuis le jour" 3人のプリマドンナに酔う。


よくソプラノ歌手がリサイタルの演目にする
オペラ「ルイーズ "Louise"」第3幕の有名なアリア
「今日からは "Depuis le jour"」。
最も僕が魅了される美しいアリアだ。
始めての恋に堕ちたお針子のルイーズが、
「夢が夢でなくなるなんて すべてが喜びに震える」
なんて歌っているから、
日本語だったら気恥ずかしくて聴けないのだが・・・。
時には、無学が幸いすることもある。
それぞれの”Depuis le jour"をお楽しみ下さい。


モンセラート・カバリェ(Montserrat Caballé)
自身の純粋な声質を巧みに生かして陰影を感じさせる表現、
そのベルカント歌唱技法の艶やかさに圧倒され、
息を詰めて聴き入ってしまう。



アンナ・モッフォ(Anna Moffo)
美貌と美声で1960年代を風靡したプリマドンナ。
映画「ローマのしのび逢い」でも主役を演じ活躍した。
’60年代のヘアスタイルやメイクが懐かしい。



ディアナ・ミアン(Diana Mian)
エレガンスの極致とも言える身のこなしや表情、
歌唱よりも、その優雅な気品にウットリと見取れてしまう。
YouTubeのフルスクリーンで
若いディアナ・ミアンのエレガンスをご堪能下さい。

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2 comments:

mizuno masao said...

keiji 様

素晴らしいプリマドンナのご紹介に、感謝です。

無粋ですが、、、
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?n=129461
この事実から目が離せません。誰が、この責任をとるのか?
mizuno

pepekeiji said...

MIZUNOさま、

予想した通り、由々しき状況が次々と表面化し始めました。

思想家:丸山眞男が1946年の論文『現代政治の思想と行動』で
述べている様に、明治から第二次大戦へと続いた
日本の「無責任の体系」は、今も変わっていませんね。
これは日本民族が持つ劣った資質の問題でしょうか・・・

しかし、これ以上は人道上許されません。
日本経済が破綻しようと、それにより国民が苦難を強いられても、
今こそ、真の豊かさを求めて立上がる時だと痛感しています。
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