2012/05/02

1955 Lotus10 is like the flower of Magnolia



青い空を飛ぶ白い鳥の様なマグノリアが咲く頃、
サーキットを駆ける白いロータス10を僕は夢に見る。

一番好きな花は?と聞かれたら白いマグノリアと答える。
一番好きな車は?と聞かれたら白いロータス10と答える。

まるで白い花の様なドレスを纏う1955年の”LOTUS 10 ”。
僅か7台しか存在しない貴重なマシンである。

Bristol Straight 6 OHV 1,971cc / 3 Solex / 125bhp/6000rpm,
123ft lbs / 4500rpm.  BHP/ Liter 63bhp / liter.  Gearbox: 4 speed.
Weight: 560kg.  L.: 4166 x W.:1397 x H.: 813 mm.
Wheelbase / Track: 2222 x 1232 mm.
Chassis: aluminium body on steel spaceframe.
F.Suspension: Split swing axle, coil springs over dampers.
R.Suspension: DeDion axle, coil springs over dampers.
Brakes: Girling discs, all-round, inboard rear.

現代の感覚では非力なエンジンと思うかも知れないが、
僅か560キロの軽量ボディでパワーウエイトレシオ4.48kg/bhp!
地を這う様な86センチの車高と空力に優れたアルミボディ。
当時としては破格の高性能マシンであった。

ポルシェ550スパイダーで一世を風靡した、
映画スター故ジェームス・ディーンがこのロータス10を
オーダーしていたと伝えられているが、
心情的に何だか解るような気がして来る・・・。



姫コブシだと思っていたがコブシの様だ。
シデコブシ、姫コブシ、コブシ、木蓮、マグノリア。
花弁が丸いので木蓮と間違えて植えたが、
コブシ?木蓮?まだ木が2m程でよく解らない。



9 comments:

ろしなて said...

自動車重量税制度変更のニュースを知った後に訪問しました。
花も車も美しい故に、とても寂しく深い悲しみに包まれまれてしまいました。

この国には、愛や誇りや文化は無いのでしょうか。

相応しくないコメントです。読まれた後は削除して下さい。

pepekeiji said...

ろしなんて様

とても共感するコメント有り難うございます。
僕も同じ様に嘆いているので救われる感じがいたします。

経済至上主義の価値観は改まりそうもありませんね。
外国では古い車を文化財として減税していますが、
日本では公害車として加税し、消費者に浪費を強いても
車産業と雇用を守り、消費経済を継続させたいのでしょう。

しかし、公共交通が発達した都会での車使用状況や、
休日の高速道路の渋滞など馬鹿げた状況。
また、別荘族に流行っている外国製の大きな4輪駆動車や、
ラジエーターグリル全体がマークの外国製高級車の氾濫を見ると、
それも仕方の無い事だと諦めざるを得ません。

海に守られた小さな島国の農耕民族ゆえなのでしょうか。
四季が培った輪廻の概念からの楽天性ゆえなのでしょうか。

ろしなて said...

pepekeijiさんが常々お話しされていることなので、私のコメントなど僭越なのですが、寛容なお心に感謝いたします。それぞれの時代に純粋に求め、創り上げて来た人々や物に対して恥ずかしく、申し訳ないのです。
場を選ばぬコメントで再び汚してしまい、重ねて心からお詫びいたします。

pepekeiji said...

ろしなんて様

さすが「ろしなんて」を名乗られる想像通り方だと、
コメントをとても嬉しく拝見しています。
同じ様な心情をお持ちの方が存在する事を知るのは、
何よりの喜びであり励みになります。
どうぞ、ご遠慮無くいろいろと書き込んで下さる事を、
心からお願いいたします。

ろしなんて said...

ありがとうございます。

s-geru said...

このブログとはあまり関連性はありませんが、
約20年位前にCGTVで放映された、ニュ-ヨーク存在の
フエラーリLMにのっておられる82歳の小柄な岡田さんの
番組見られました?偶然2ヶ月位前に再放送されたので録画し
何度も何度も見て感動の連続です。keijiさんに教えて頂いた
北京ラリー同様大好きなビデオです。
keijiさんはまだまだ若すぎますよ!!

pepekeiji said...

それは本で見ました。カッコイイですよね。
東京でも、さる建築家がフランス留学時代からと言う
サビだらけのシトロエン6CVの方が有名でした。

常に白いYシャツで蝶ネクタイ姿で運転していましたが、
その方の威厳とボロボロのシトロエンとの対比が凄く
憧れていました。

dinoplex said...

まだ夜はストーブなんですね、こちらは犬のためにエアコンでキンキンに冷やしてますので羽毛布団がかかせません。
白いマグノリアの様なLotusはレジストリナンバーとエンジンフードでmk8です、mk10は大きなエンジンを載せる為フードが高く盛り上げられてます、他は8のボディと大差ないですが。ジミーがオーダーしたのもエンジンレスでのmk8の様です、どんなエンジンを積もうとしていたのでしょうかね?
近々緑色のマグノリアmk8が納車されます、それでふとこの記事を読み返し気が付きましたのでコメント入れさせて頂きました。

pepekeiji said...

DINOPLEXさま

エッ!!近々マグノリアmk8が納車される?
ペペ連れで,拝見にお邪魔させて下さい。

白いマグノリアの写真はmk8ですね。
フードのエアインテークの膨らみで8と10が違うのは
解っていたのですが、詳しく無くて失礼しました。

新たに加わったフォーミュラーロータス群に加えて、
このマグノリア!ロータス・コレクションが充実しますね。
ロータスを愛好される貴方が、凄く解る気がします。

チャップマンは自動車設計者と言うより、
20世紀を代表する芸術家、その作品ですから・・・
.

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