2012/04/24

Maria Bethania - Lagrima





心を捉えて離れない唄がある。
ポルトガル語で意味も解らないのに。
哀しげなピアノが美しい旋律を奏で
自らに言い聞かせるような
マリア・ベタニアの唄声が、
僕の心を泣かせる・・・。

ラグリマ。LAGRIMA。涙。
ファドでアマリア・ドロリゲスの唄がある。
ガエターノ・ドニゼッティ作曲の
歌劇「愛の妙薬」の第2幕で唄われるアリア
Una Furtiva LAGRIMA「人知れぬ涙」にも
ラグリマのワードが綴られている。
でも、この”LAGRIMA”は
マリア・ベターニアの「涙」なのだ。

ブラジルの歌姫マリア・ベターニアが唄う
Maria Bethania  "LAGRIMA"
アメリカのサイトで翻訳された詩を見付けた。

Tear by tear I will charge you
All my dreams that you bore, you shall pay me
The flower of my years, my eyes Insane you wait
My sacrifice, my fears, my vices, I will charge you

Every wrinkle that brings the face,
each verse sad that pain to teach me
Every time my heart dies a delusion,
thou shalt pay me
Every party that I postponed,
treasures that have given the immensity of the sea
The nights that I faced without God
in the cross of your goodbye,
I will charge you

The flower of my years,
my eyes insane, waiting for you
My sacrifice, my fears, my vices,
I will charge you
Each wrinkle on her face that I bring,
each verse sad that pain to teach me
Every time my heart dies a delusion,
thou shalt pay me
Every party that I postponed,
treasures that have given the immensity of the sea
The nights that I faced without God
in the cross of your goodbye,
I will charge you ...


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8 comments:

s-geru said...

素晴らしいムードのある歌で胸が一杯になりました。曾おじいさんがポルトガル人なので感無量です。

pepekeiji said...

S-GERUさん、

ポルトガルの血が流れている・・・
もしや、キリスト教を日本に伝えた宣教師の末裔?
種子島に漂着し火縄銃を日本に伝えたポルトガル人?

ムードある歌以上に興味深い話で、胸が一杯になりました。
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s-geru said...

その事もあり母方の祖父は外国航路のキャプテンになり、
世界を周り凄くカッコいい人でした。以前にもVANの記事で
投稿致しましが、神戸港に着くと母が打出の小槌町なので芦屋沖でボーボーと家族だけの暗号でまだ幼い母に,着いたよーと、
知らせると良く聞かされました。
本当にのどかな夢のある良き時代です、今の時代なら大問題でしょうが粋な話です。 自宅には小磯良平さんの書かれた祖父の姿も飾っております。

pepekeiji said...

S-GERUさん、

何かが違う雰囲気をお持ちなのは、
その御祖父様の血を貴方は受け継がれたのでしょうね。
その当時の外国航路のキャップテンと言えば、
現代では想像も出来ない程の権威ある存在だったと思います。

芦屋の打出の小槌町と言えば最高のお屋敷町ご出身のお母上様。
世が世なれば、お話し出来なかったかも知れませんね・・・
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s-geru said...

とんでもございません。私は芸術性ゼロの、がさつな男ですが、3年前に亡くなった母とは,keijiさんは年齢は違いますが、
神戸の話から、音楽、絵画、芸術、文学全ての面で意気投合すると、いつもも思っております。

pepekeiji said...

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日本文学の代表的作家である
谷崎潤一郎の小説、芦屋の四人姉妹を描いた「細雪」。
お母上様は、あの小説の長女の様な方だったのでしょうね〜

小説も読みましたが、映画化も3度されて観ましたが、
美しい女優「山本富士子」が出演していた記憶があるので、
2回目の1959年頃の作品でしょうか?
当時の阪急・芦屋駅やホーム、芦屋川沿いの道路が、
映画の舞台になっていました。

ぜひ、S-GERUもDVDでご覧下さい。
芦屋の上流女性の雰囲気やエレガンスが描かれています。
そして、お母上様のお姿を感じられると思います・・・
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s-geru said...

ありがとうございます。僕は車の話位でないと、keijiさんに
ついていけませんが、自慢の様で嫌らしいですが、本当に知性豊かな気品漂う、美しく素晴らしい自慢の母でした。
keijiさんとお会いできていたら話がつきないと思います。
マザコンの様ですが、父のリングはカレッジリングの横にし、
母のリングはネックチェーンにぶら下げ、忘れる事は1日足りとないです。話は変わりますがkeijiさんの事を思い出し、修理代が高いの、はめるつもりの無かった、眠っているネジきりしていたピケの時計を昨日無理して、オーバーホールに出しました。

pepekeiji said...

S-GERUさん、

芦屋の上流婦人に漂う独特の気品や優雅さは、
東京の上流階級とは一味違っている様に感じます。
奈良・京都の伝統ある上方文化を背景とした関西と、
明治維新以降の薩長による文化的背景の違いなのでしょう。
だから耽美派の谷崎潤一郎は、
「細雪」の舞台を、あえて「芦屋」にしたのだと思います。

オーディマ・ピゲ、修理に出しましたか、それは良かった。
今の貴方に相応しい風格を漂わせるでしょう。
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