2012/04/12

Aston Martin DB4-5-6 Vantage, Lotus11-47 !



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幕張にある佐久間氏の グランドオート(リンク)には
Aston Martin DB4・DB5 Vantage・DB6・DBS、
Ferrari Testarossa、Lotus11・23B・47・F-3 などが
常に整備に入っているから目の保養になる。
ここは優秀なレーシングメカニック佐久間氏のアトリエ。
工場と言うよりアトリエと呼ぶ方が相応しい。

久しぶりに再会した僕のXK120は
レーシングマシンの様にホイールを脱いで
グッスリと冬眠していた。

佐久間氏は僕のジャガーXK120SEの主治医。
今日は主治医とXK120のパーツカタログを見ながら、
整備箇所を相談するためアトリエを訪れた。
このアームはアッセンブリーで良いと思っても、
彼は小さなゴムだけ買えば良いなどと煩い。
でも彼と交換する部品や修理箇所を決めるのは、
スーツを誂える時の様にワクワクする。

佐久間氏は入念に作られた当時の純正部品と
同じモノがレプリカで作れる訳は無いと嫌って、
極力オリジナル部品を再生しようとする。
確かに小さく彫刻された文字やメッキの質感など
オリジナル部品には敵わない。

以前、新しく取替えたW接点のデスビを
みっとも無いからルーカスのオリジナルに戻せと言う。
埃を被っていたオリジナルを渡したら、
完璧にオーバーホールして取付けてくれた。
アストンマーチン純正のブレーキ・キャリパーや、
ハンマーで傷んだセンターロックのスピンナーまで、
特殊なサンドブラスト処理や板金成形により
見事に復元した部品も見せて貰った。

DB時代までのアストンマーチンの部品は工芸品だ。
1914年に生産を始めて以来1970年のDB6-Mk2までで、
僅か 6,459台しか生産されていない名車である。
大衆スポーツカー・ジャガーの部品より10 倍以上も
高価なのも頷ける、次元の違う美しさである。






高速コーナでのドリフトをフルサイズで堪能して下さい。
DB5 Vantageの美しい走りです。


...

2 comments:

s-geru said...

自分の車の様に気になっていたXK-120を
久々に見る事が出来、ホットしました。
別世界のアトリエなので、
長期間預けても安心な理由が解かりましたが、
早くkeijiさんの元へ帰ってきて欲しいですねー。
関西へ来られるのはポルシェですか?

pepekeiji said...

S-GERUさん、

XK120を心配して下さってありがとう。
冬の間は、ここがXK120の楽園タヒチになっています。

走りには問題無いのですが、細部を完璧にしたくて、
ココに預けている間に整備するのですが、
年々、怠け者になってしまい、
パーツオーダーの為の打合せが今頃になってしまいました。
もう5月の連休は、例年の様に走れないでしょう。

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