2012/04/29

1949~1964 Jaguar Non-Synchro 4-Speed Gearbox


希少なジャガーノンシンクロ4速ギアボックス。
25年前、メンバーだった英国ジャガードライバーズクラブに
頼み込み2年も探し続けて手に入れたモノだ。
XK120と共通だが、これが必要になることはもう無いだろう。

1963年3.8 E-typeのギアボックスをオーバーホールした時、
もう引退された元ジャガーディーラー工場長だった桜井さんが、
これは持って居なさいと返して呉れガレージで眠っていたモノだ。
彼は、歌手フランク永井氏のEタイプを担当した頃の想い出を語り、
自分のクルマの様に僕のEタイプの面倒を見て呉れていた。
僕が雨の日に乗ると、雨の日は乗るな!と叱られたり、
ディスクブレーキの効きが悪いから車間距離を開けて走れとか、
いろいろとEタイプに付いて教えて下さった。

1949〜1964年のノンシンクロ4速ギアボックスを搭載する
ジャガーXK120, 140, 3.8 E-type, Mk.Vll, Vlll, lX, Mk l & ll 各車の
トランスミッションは今も部分的にしかパーツは手に入らない。
先行き心配だなあ〜とグランドオートさんに言ったら、
いずれ各車が必要に迫られて用意されでしょう。
なんて楽天的な返事が返って来た。
確かに、ずいぶん昔は苦労したパーツも今では充実して来て、
こんなモノまでと思うほど豊富になっている。
ますますクルマの進化は極限に達して概念を変えつつあるが、
同時にクラシックカーへの関心も世界的に高まっている。
永遠に人は野生から抜け出せないからだろう・・・。


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