2012/03/10

世のシガラミの様な湿った雪は嫌いだ。





春が近付き気温は摂氏0℃程度と暖かいから、
湿ってベトベトした雪が降っている。
木々は枝を必死に丸く曲げて雪の重さに堪え、
雑木は地にひれ伏して雪解けを、ただ待つ。

樹齢100年程で高さ20〜30mもの赤松は、
常緑樹ゆえに枝葉に積もる雪の量が多いから、
その重圧に耐えようと直径10cmもの大枝を自ら折る。
雪煙を上げながら屋根に落下する大枝は、
大音響を上げるから愛犬ペペが驚いて吠える。
人の世のシガラミの様に纏わり付く湿った重い雪。
これを耐えれば春が来ると、僕も耐える。

満月で気温が高かったから地震を心配したが、
茨城県北部に起こった震度5弱を
携帯電話の”ナマズ速報”が伝えた程度で良かった。
暖かい満月の夜は何処かで地震が起こる。

政府やマスメディアは東京直下型地震や、
富士山噴火の危機感を煽り隠そうとしているが、
地震により福島原発4号機の使用済み核燃料プールに、
亀裂が入ったり崩壊することの方が致命的なのだ。
それは、日本の終焉を意味する。

もう月は下弦、上弦、新月へと向う、
4月5日頃の満月までは大丈夫だろう。

またしても埋まった車の雪を掻かないと、
買物にも出掛けられない。
昨夜はガレージ前の雪掻きが大変だからと、
雪が降る中で軽四輪車を道路際まで移動させた。
車が雪ダルマになることに変わりは無いが、
少しは雪掻きが楽になる。
コーヒーや葉巻は買込んであるから、
日差しが雪を解かせて呉れるまで
のんびりと待っていよう・・・。


...

2 comments:

ろしなて said...

世のシガラミ・・
・・生を受けたものの掟なのでしょうか。
少しでも振り払うようにと生きてきましたが、時として、捕らえられている自分自身に虚脱感が襲いかかります。

先日、思いがけず春の息づかいに包まれ、一時ですが心の荷を忘れることが出来ました。
そちらにも、もうすぐ訪れるかもしれませんね。XK120と共に・・・

pepekeiji said...

ろしなんて様、

春の日差しの様に暖かいコメント、有り難うございます。
世を憂い儚む、同じ様な想いを分かち合うチョッとした会話。
心の重さを忘れる様な穏やかな一時を持つ事が出来ました。

そうですね、暖かな風を伴ってXK120が帰って来るのも、
もうすぐですね・・・

「XK120と共に・・・」と書かれていますが、
ろしなんて様はクルマにお詳しい方なのでしょうね。
車を単なる無機質な機械としてでは無く、
車が持つ生き物の様な鼓動や温もりを、
よくご存知の方の様にお見受けしました。

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