2012/02/29

ベルト巾が太過ぎると背が低く見える。





バックルとストラップを好みで合わせられるよう、
外国のメンズショップでは別々に売られている。
しかし日本では別々に売られていない。
ウエスタンショップなどにはあるがカーボーイ用だ。
一生物のスターリングシルバーのバックルに、
恋人と自分のイニシアルを彫り込んだり、
リザートにしようかアリゲーターしようかなどと
ストラップを選ぶのは楽しいと思うのだが・・・。


日本では紳士物ベルトの大多数は3センチ巾だ。
3センチ巾と言えば昔は少年野球のユニフォーム用だった。
ベルトは身体を2分割してしまうから、
身長が低く短足で丸顔の人が多い日本人には似合わない。
ゴルフブームの頃、仰々しい金色馬車のバックルで、
3Cm巾のベルトがオジサン達に流行して以来の様に思う。
スーツやブレザーには細いベルトの方が、
シックだと思うのだが・・・。

写真の布ベルトは夏の白シャツと白ズボン用。
40年程前にリボンの色合いが気に入り買ったが、
当時は光ったブラスのバックルが恥ずかしく使えなかった。
今は何でもアリの時代、違和感無く使っている。
ブルーグレーの方は昨年のPoloだが由緒不明の紋章入り。
もちろんMade in CHINAと刺繍されている。

ウエスタン調のモノは15年前にアメ横で見付けたバックル。
スターリングシルバーで作家のサインはあるが読めない。
レンジャーベルト用の3ピースでバックル巾2センチ。
リザート革で2センチ巾のままで誂えて貰った。
アールデコ風デザインが気に入りスーツ用に使っている。

もう一本はフランスのアンボワーズ Amboise のベルト。
かってアンボワーズは独特の型ちの重量感のある
イタリア製のバックルで知られていたが今は手に入らない。
クロコ型押しでベルト巾は2センチ5ミリである。


参考:クロコダイルの本物と型押しとの見分け方。
爪を立てて革表面を撫でてみて引っ掛かるようなら本物。
爪に抵抗が無くスムーズな場合は型押しである。

クロコダイルとアリゲーターの判別方法:
口を閉じている時、歯が見えるのはアリゲーター。
歯が見えないのがクロコダイル。
ワニの頭を上から見て口先の丸いのがアリゲーター。
細く尖っていのがクロコダイル。

ワニのいる川岸に1時間ほど立っていて、
もし、ずっと立っていられればアリゲーター。
もし、食われてしまえばクロコダイル。

いずれにせよ絶滅のおそれのある野生動物製品の
輸入はワシントン条約で規制されている。
本物の革や毛皮を身に付けるのは野蛮人の所作である。

...

2 comments:

s-geru said...

僕は小柄なのですが、早速計りますと、ジーンズなどのベルトは大体3cm~3.5cmです。昔グッチのGGのバックルがVANの社員の間で流行しましたが、プロレスのチャンピョンベルトのような感じなので、僕はブーツの形のバックルベルトを買いました。今では大変な貴重品です、keijiさんのおっしゃるように、ベルトが目立つのは嫌なので必ずシャツをベルトに被せ、バックルがチラリと見えるような着方をしております。

pepekeiji said...

S-GERUさんはセンス抜群で何でも着こなされる方だから
解って頂けるでしょうが、
服を着るには緻密な神経が必要だと言いたかったのです。

最近は、ブレザーで、タートルネックやニットの水色ベストを
ズボンの中に入れて、
バックルの良い2cmの細いベルトを見せるのが好きです。

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